Ultra HD 4K解像度やHDR(ハイダイナミックレンジ)技術は着実に進化を続けており、テレビ、モニター、スマートフォン、カメラなどでますます一般的になっている。こうした技術の中で競合関係にあるのが、LEDディスプレイとOLEDディスプレイだ。
LEDはLight-emitting diode(発光ダイオード)の略で、市場で最も一般的な方式だ。テレビやスマートフォンに使われているLCD(液晶)は、実はLEDバックライトを使った画面である。LEDという名称は形状を指すものではなく、その発光の仕組みを指している。

写真提供 shorturl.at/mqINY
LEDと並び、OLED(有機EL、Organic Light-emitting diode)は、iPhone XやiPhone XSといったハイエンドのフラッグシップスマートフォンで採用されている。ハイエンドテレビにも今後採用が広がっていく見込みだ。
LED液晶画面はバックライトを使ってピクセルを照らす仕組みだが、OLEDのピクセルはそれぞれが自ら発光できる。OLEDディスプレイは、ピクセルひとつひとつの発光を個別に制御できる。
LED液晶画面はOLED画面よりも明るい。この特性はテレビにとって有利であるだけでなく、日光の下でスマートフォンを使う際にも役立つ機能だ。輝度は通常「ニト(nits)」という単位で測られる。OLEDディスプレイを搭載するiPhone Xの輝度は625ニトである一方、LCDディスプレイを搭載するLG G7は1,000ニト、テレビでは2,000ニトに達する。日光の下で使用する場合や、周囲の明るさと比較しながら動画を視聴する場合、この明るさは重要な要素となる。映像の見え方は、テレビでもスマートフォンでも、ますます重視されるポイントになりつつある。

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OLED画面は、ピクセルが画面表面に近い位置にあるため、最良の視野角を提供できる。テレビ視聴時にコントラストがまったく低下しないのも特徴だ。スマートフォンにおいても、常に画面を真正面から見られるとは限らないため、視野角の良さはますます重要になっている。
LCDについては視野角があまり良くないが、これも採用されている技術次第で差がある。低価格帯のパソコンモニターと、より安価なスマートフォンとでは、視野角の見え方はかなり異なることがある。
LCDメーカー各社は、さまざまな制約を抱えるLCDを改良すべく最善を尽くしている。しかし各種調査によれば、依然としてLCDの方がOLEDよりも優れているとされる場面も多い。