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宇宙のどこかに地球外生命体が存在するのかどうかは、今も昔も科学者たちを悩ませ続けてきた謎の一つだ。誰かが「どこかで宇宙人を見た」とか「奇妙な物体を見つけた」と主張するたびに、それが地球外生命体の活動の証拠ではないかという憶測が科学者たちの間で広がり、宇宙人を題材にしたSF映画もその好奇心をかき立て続けている。その一方で、科学者たちは今も地球外生命体の探索を地道に続けている。
地球外生命体の探索に力を入れる「Breakthrough Listen」というグループの最新の年次報告書によれば、宇宙のどこかに地球外生命体が存在する可能性を示唆する、有望な手がかりがいくつか見つかったという。このグループはロシア出身の富豪の起業家が資金を出しており、2015年に設立、実際の観測は2016年に始まった。10年計画で、予算は1億ドルに上る。チームは地球上のグリーンバンク電波望遠鏡を使い、宇宙にある数多くの恒星を観測している。
ロシアの起業家ユーリ・ミルナー氏は、地球外生命体を探索する「Breakthrough Initiatives」という組織を設立した。2015年7月、同組織は「Breakthrough Listen」プロジェクトを発表し、地球に最も近い100万個の恒星と100個の銀河から、地球外生命体からの通信信号の可能性を追跡することを目指している。10年計画・予算1億ドルの規模で、現時点で入手可能な最新の機器とソフトウェアを使用する。
4月20日には「Breakthrough Discuss Conference」が開催され、チームは「Breakthrough Listen」の1年目の観測結果を発表した。
グリーンバンク電波望遠鏡を使い、チームは692個の恒星を観測し、生命の存在を示唆する可能性のある信号を11件記録した。この結果はプロジェクトの公式サイトで公開されており、近くAstrophysical Journal誌にも掲載される予定だ。2016年以降、Breakthrough Listenは西バージニア州にあるグリーンバンク電波望遠鏡を使ってデータを収集してきた。このプロジェクトでは、カリフォルニア州ハミルトン山のリック天文台にあるAutomated Planet Finderや、オーストラリアのパークス電波望遠鏡でも観測を行っている。収集されたデータは、バークレーSETI研究センター(BSRC)のListen科学チームが解析している。