ミャンマー国内の農業に関する情報アプリ”ThutaMyay”がリリース

【ThutaMyayアプリの開発】
2018年5月10日にミャンマー国営郵便・電気通信事業体 (Myanma Posts & Telecommunications、以下 MPT) とMyanmar Media Linkage が提携し、ミャンマーの農業に関する情報アプリ「ThutaMyay」を開発した。
アプリは基本言語をミャンマー語で作成されているため、主にミャンマー人向けのアプリとなる。
本アプリは、ミャンマー国内で農業に興味を持っている人、オンライン上で知識や情報を勉強したい人向けに提供を予定している。


【ThutaMyayアプリで出来ること】
本アプリでは、農業についての情報や記事、天気予報を掲載し、農業収穫量を増加させるためのガイドラインを提供している。
具体的には、農地や作物の収量を計る方法や種子を使う方法を掲載するとともに、自身で作成した農地情報をもとに専門家や農商務省とのアドバイスを受けることができる。
また、農業従事者が使いやすいよう、年齢によってセグメント分けされている。(十四歳と十八歳の間、十八歳と五十歳の間、五十歳以上の3パターン)
その他にも健康などについての知識、お菓子の作り方とミャンマー国内のオンラインテレビの番組表といったサービスなどもある。
それに加えて色々な質問を72時間で答えてくれるサービスもあり、使う人にとっては大いに役に立つだろう。

【ThutaMyayアプリ開発までの軌跡】
2012年に二人の人物が初めてミャンマーを訪れ、2014年に事業を拡大するため、会社を設立した。
二人は「Myanmar Media Linkage」 を建て、ミャンマー国内でメディア事業を進めるため、ITサービスや農業についての知識を取得した。
国内では農業が主流であることから、農業に特化したアプリを開発する経緯となった。
なお、現在Myanmar Media Linkageは、一部の省や国内以外にも外国の会社と提携し、より良いサービスを提供するため尽力している。

【アプリの特徴】
ThutaMyayアプリには、国内のメイン市場、Bayintnaung、Warden、Meikhtila、Monywa、Mandalayの商品の価格(米、油、塩、豆、果物など20以上)を記載し、農産収穫バランスの指針となるデータを提供している。
また、ミャンマー国内外の農業に関する興味深いトピックニュースを、デジタル雑誌形式で隔週で更新・配信している。
MPTの農地・土地情報へのアクセスしたり、ミャンマーの進行年度の事業計画、研究などに参加したい場合は、1事業・商業単位あたり$ 105の金額で情報取得・活用出来る。

【アプリダウンロードについて】
ThutaMyayアプリは、以下のURLからダウンロード可能だ。
※ダウンロードの際にはメッセージが送られてくるため、受信許可設定を忘れずに。
http://bit.ly/ThuTaMyayApp

詳細情報を知りたい場合は、http://ttm.lotayamm.comまたはhttps://www.facebook.com/thutamyayにアクセスを。

【今後の展望】
現在はAndroidバージョンでの開発が進められているが、その後に、IOSデバイスでも使えるように構築予定だ。
なお、ThutaMyayアプリの利用ユーザーには、登録・利用から55日~60日経過すると、「ボージョーアウンサン」で利用出来るポイント(仮想コイン)や、MPT 電話料金の割引などの特典がある。
ミャンマー国内にいる農業従事者は是非活用していただきたい。

注)ボージョーアウンサン
お土産販売に特化している。ミャンマーを代表する大きなマーケット。