ミャンマーのタクシー配車アプリ事情

タクシー配車アプリとしては世界的にUberが圧倒的なシェアを誇っているが、
ミャンマーにはUberはまだ進出しておらず、独自のアプリがいくつか出てきている。
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【OWAY RIDE】

OWAY RIDEはヤンゴンとマンダレーで24時間サービスをしている。

ミャンマー独自のアプリであるOWAY RIDEでは、予め予約して、いつ、どこに迎えに来てほしいかを指定することができる。

ドライバーはOWAY RIDEが選定した人で、道順もGPSで記録しており、安全である。

また、何かあった場合にもコールセンターに連絡できる。

 

【Hello Cabs】

Hello CabsもOWAY RIDEと同様に車両にGPSを配備していて、安全に配慮することのできるドライバー、綺麗な車両で24時間休みなくサービスを提供している。

時間と場所を指定するのに電話やメッセージも使用可能となっている。決済もアプリで可能らしい。

 

【Grab】

 

シンガポール発祥の Grab もミャンマーに進出している。

Grab は東南アジアで一番成功しているタクシーサービスで、シンガポールだけではなく、インドネシア、フィリピン、マレーシア、タイ、ベトナムでもサービスを提供している。

ミャンマーでは最初はあまり多くの台数のタクシーでは始めず、少しの台数から徐々に広げていくようだ。
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これらのアプリは全て無料でインストールでき、使用時に課金することになる。

 

ミャンマーのヤンゴンでは電車で移動できる範囲が限られているので、
バス、タクシー、自家用車で移動することが多くなる。

 

ただ、タクシーの台数は多く、すぐにタクシーを捕まえることが出来るため、確実に呼びたいとき以外はアプリで呼び出す必要性があまりない。
タクシーの運転手の知り合いがいれば、予め電話しておけば来てくれるので、わざわざアプリで呼び出す必要もないだろう。
タクシーの台数が多いということは、タクシーの運転手も多いので、ほとんどの人がこれで済みそうである。

 

ただ、メーターが付いているタクシーがほとんどなく、運転手と料金を交渉して乗ることになるので、その交渉が面倒な人もアプリを使うのかもしれない。

 

タクシー配車アプリの普及はタクシーメーターの普及に左右されるのかもしれない。