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「Lilium Jet」と呼ばれる小型の電動航空機が大きな注目を集めている。最大5人を乗せて、時速およそ200マイル近くで巡航できるという。開発の狙いはシンプルで、道路の渋滞そのものから逃れることだ。この報道をもとに、現時点で分かっていることをまとめる。
Lilium Jetは、翼に組み込まれた36基の小型ファンを備えた、いわば「空飛ぶ車」だ。コンパクトなサイズながら、開発元によれば5人を乗せて1時間に約200マイル飛行できるという。ヘリコプターのように垂直に離着陸するため、滑走路も必要ない。プロトタイプはすでに試験飛行を終えているが、一般向けの販売はまだ先の話だ。
試験飛行は順調に進んでいる。2人乗りのプロトタイプ「Eagle」は、空中でのホバリングから前進飛行への移行に成功し、その過程で技術的に難易度の高い課題もいくつもクリアした。設計が狙い通りに機能することが実証されたことを受け、開発元は次のステップとして、オンデマンドの空飛ぶタクシーとしても使える5人乗りバージョンの開発を進める計画だという。
Lilium Jetでの移動は、車で移動するよりもおよそ5倍速くなる計算で、渋滞が深刻な大都市では特に魅力的だ。例えば、マンハッタンからJFK空港までの移動は、車ならおよそ55分かかるところ、Lilium Jetならわずか5分程度で済むという。Lilium Jetは電動ジェットエンジンで駆動するため、従来の航空機より静かで、排出ガスも出ない。