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「携帯電話の基地局」と聞けば、誰もが鉄骨などの金属製の塔を思い浮かべるはずだ。これまで建てられてきたモバイル基地局のすべてが金属を使ってきたのも、それが最も丈夫で実用的な選択肢だったからにほかならない。しかし今、竹にも意外なほどの強度や、その他の有用な特性があることが分かってきた。
タワー建設会社のEdotcoは、バングラデシュの首都ダッカで竹製のモバイル基地局の建設を開始した。これらの基地局は最長で10年ほど持つと見込まれており、鉄塔よりも少ないエネルギーで建設できるという。
Edotcoは、竹を基地局の革新的な建材として使う先駆けとなった企業で、ダッカでの建設を皮切りに、竹が豊富に手に入る他の市場への展開も計画している。同社はすでに国内で基地局の管理を行っており、通信インフラで一般的に使われる従来の鉄骨構造の代替として、竹の設計や性能について研究を進めている。
研究によると、未加工の竹は自然な柔軟性のおかげで、基地局建設に使うコンクリートの重さにも耐えられるという。定期的なメンテナンスを行えば、これらの基地局は最大で時速210kmの風にも耐え、10年ほど使い続けられる。標準的な鉄塔と比べると、竹製の基地局は建設に必要なエネルギーが少なく、工期もわずか12日程度で済み、最大8カ所のアンテナ設置ポジションに対応できる。
Edotcoは2017年中に、竹製基地局の設計をダッカの各地域で標準モデルとして承認してもらうことを目指しており、2018年までには竹が入手しやすい他の市場にもこの手法を広げたい考えだ。