世界最大の開発者コミュニティの1つであるGitHubの利用方法

GitHubは、ユーザからヒントを得て作成された世界最大の開発者コミュニティ、開発プラットフォームの1つだ。
オープンソースプロジェクトやビジネスユースまで、GitHub上にソースコードをホスティングすることで数百万人もの他の開発者と一緒にコードのレビューを行ったり、プロジェクトの管理をしながら、ソフトウェアの開発を行うことができる。

開発者間のコラボレーションとコミュニケーションにより、開発チームが同じプロジェクトで共同作業を行い、現在のバージョンを中断することなく新しいバージョンのソフトウェアを簡単に作成できるようにする便利な機能が多数ある。
GitHubは複雑だが、いくつかの基本を理解しておくとサービスを構築、スタートするのに役立つだろう。
使用には、最初にいくつかの手順を完了する必要があるため、今回はその設定・利用方法について説明しよう。

(1) サインアップ
GitHubを使用するには、GitHubアカウントの作成が必要だ。
無料のGitHubアカウントを作成すれば、すぐにGitHubの使用を開始出来る。
無料アカウントでは無制限のパブリックリポジトリとプライベートリポジトリにアクセスできるだけでなく、 バグ追跡機能とプロジェクト管理機能も活用出来る。

Photo source: https://github.com/
(2) Gitのインストール
GitHubはGitで実行されている。
Gitというのは、プログラマーのLinusTorvald氏によって作成されたバージョン管理システムだ。
彼は当初、Linuxオペレーティングシステムの開発中に、ソースコードの変更に対するログを追跡するためにGitを作成した。
このGitは、プログラマーが共同作業を行い、作業を調整し、複雑なコードや開発プロジェクトで共同作業するのに役立つシステムとなっている。

(3) リポジトリの作成
GitHubで何かを行うには、最初にリポジトリを開始する方法を知っている必要がある。
リポジトリ(またはリポ)は、基本的に「プロジェクト」という言葉と同義である。
非常に簡単に言い換えると、プロジェクトに関連するすべてのファイル、画像、スプレッドシート、データセット、ビデオなどが格納する場所である。
新しいリポジトリを作成するには、サイト右上隅にある[新しいリポジトリ]をクリックする。
次に、リポジトリに名前を付け、簡単な説明を入力し、「initialize this repository with a README」というチェックボックスをオンにしたあと、最後に、[リポジトリの作成]をクリックする

(4) ブランチの作成
プロジェクトは多面的であるため、構築する際には多くのプログラムバージョンが必要だ。
Branchingは、リポジトリの複数の一意のバージョンを一度に編集出来る。
GitHubで新しいブランチを開始するには、新しいリポジトリに移動し、「branch:master」と表示されているドロップダウンをクリックし、ブランチ名(README-editsなど)を入力し、「createbranch」をクリックする。
ブランチは新機能やバグ修正に適している。

Photo source:https://github.com/
(5) プルリクエストを開く
プルリクエストとは、分散バージョン管理システム(VCS)の機能の一つであり、コードなどを追加・修正した際、本体への反映を他の開発者に依頼する機能のことをいう。
これにより、「変更を本人以外がレビューしてから反映させる」という手順を容易に実現することができる。
プルリクエストを開くには、[プルリクエスト]タブに移動し、[新しいプルリクエスト]というボタンを押す。
次に、「比較例」ボックスで、作成したブランチを見つけて、マスターと比較する。
変更した内容で良いと思ったら、[プルリクエストの作成]ボタンをクリックする。
そしてプルリクエストにタイトルを付け、変更点を簡単に説明する。
終了するには、「プルリクエストの作成」をクリックする。
(6) プルリクエストのマージ
マージ(merge)とは、複数のものを一つにすることをいう。
プルリクエストをマスターブランチとマージする際は、処理が難しければGitHubの専門家に依頼する必要があるかもしれない。
もちろん経験を積めば、自分で練習して学習することも出来るようになるだろう。
使い方は、「プルリクエストのマージ」というボタンを押し「マージの確認」を選択し、マスターに組み込まれたブランチを削除する。
開発者である諸君には、GitHubをぜひ活用してみてほしい。