ミャンマーの小売り・卸売り企業が知っておくべき MMW POS システムについて (MMW POS の運用責任者である Kyaw Ye Naing へのインタビュー記事)

2019年の初めにミャンマーで販売を開始したMMW POS(POS:販売情報管理)システムは。小さな食料品店や中小企業の経営者にとって非常に重要で不可欠なシステムとなってきている。

このシステムを使えば、小売店などの商品の販売・支払いが行われる場で、レジと連動させたり、店舗のタブレットと連動したうえで、その商品に関する情報を単品単位で収集・記録し、売り上げ情報を把握し、それに基づいた売り上げ管理や在庫管理が可能となる。
また、販売した商品の領収書を簡単に発行できるためお客様も安心できる。
ちなみにMMW POS ソフトウェア システムを運用しているこの会社は、システムを立ち上げる前は 2017 年に設立され、電子製品を販売してきた。

全ての小売り・卸売り企業が知っておくべきMMW POSシステムについて、今回は運用責任者である Kyaw Ye Naing氏 へのインタビュー記事と共にご紹介したいと思う。

 

Photo:MMW POS のオーナーであるKo Kyaw Ye Naing

MMW POS System のオーナーである Ko Kyaw Ye Naing氏 は、「当初、POSシステムへの経費は少し高価であった。ソフトウェアの使用を開始するには、少なくとも 300,000チャットぐらいの経費がかかった。それでもまだ連動のPOSプリンターは用意できなかった。そのため、店舗や企業が約 100,000チャットぐらいで POS ソフトウェアを使い始めることができるようにするという意図でこのPOSシステムを始めた。」と述べた。

MMW POS が開始された時、人々は POS システムが低価格で利用できることをまだ知らず、その事に対して漠然として不安を抱いていた。
実際、その時はPOS システムは P2Pでコンピューターにしか接続できず、電話で使用するのは無理だと考えられていた。

Ko Kyaw Ye Naing 氏はさらに、「POS システムに数万チャットを支払わなければならないと考えていた。また、私は多くの知識を利用者と共有しなければならなかった。今では、ミャンマーの企業の半数が、この技術に精通している。 現在、当社の主なセールス ポイントは Bluetooth プリンターで、これは 電話に接続して使用できる。また、パソコンと接続できる商品も販売している。為替・両替ショップ、質屋以外のどの店でも使え、ガソリンスタンドやその他のバスステーションでも利用可能だ」と 述べた。

現在は価格変動の為に一律の価格設定が出来ないが、最安値の120,000チャットから販売している。
※POS システムが開始された時、販売価格はわずか 60,000 チャット程度だった。
開始以来、POSシステムソフトウェアを購入して使用している店舗は約1,500店あり、システム試用台数は約2,000台だ。

Ko Kyaw Ye Naing氏 は、「最近、使いやすくするためにいくつかの種類のソフトウェアが追加された。また、その他のサービスとして大都市の店舗でマーケティングを行っており、その際に使い方を説明している。機械部品には 3 か月の保証を提供している。ソフトウェアに関しては、弱点はほとんどない。お客様が使い方が分からない場合は、ビルマ語で説明するビデオ ファイルを作成し、非常に遠い都市に住んでいる人のために、ビデオファイルを送信している。それを見てやり方を習えば使う事が出来る」と説明した。

Photo Source: https://www.facebook.com/mmwposprinter

MMW POS システムのプリンターを購入すると、レシート用ロール紙 3 袋が特典でついてくる。
※現在、1 ロールあたり約 700 チャットで販売している。

現在では、バーコードプリンターや、ユーザーの好きな文字を印刷できるステッカープリンター等のも追加で販売している。
ご来店いただいた方には、アプリケーションをスマートフォンにインストールして使い方をお伝えする。
また、現地で購入したい方向けに、動画ファイルの使い方をシェアしながら教えている。

「購入のほとんどは食料品店、小規模店舗が多い。2番目に多いのは喫茶店などの飲食店だ。オンラインで食品を販売するショップもある。電話ショップ、オートバイ/車のスペアパーツショップ、建材店、薬局等で利用されいている。ただし、購入する前によくマーケティングをしてほしい。自身のビジネスに適している場合に購入していただきたいと思う。なぜかというと、購入して不便になったという問題が良くあるからだ。」と彼は語る。

詳細は以下のリンクからアクセス可能だ。
気になる方はぜひ調べてみて欲しい。
https://www.facebook.com/mmwposprinter