インターネットにおいて画像の取り扱い方

インターネットには、キャラクター、アニメ、芸能人、ゲーム、ロゴなどに関するたくさんの画像があり、そこで気に入った画像を簡単に保存できる身近な娯楽である。そして、画像は創作した著作者が存在する著作物であり、創作された瞬間、すべての画像に著作権が発生する。

現代、インターネットで見つけた画像を自ら作るモノに載せることや、サイト、Facebook, TwitterなどSNSにあげることもあるだろう。しかし、画像が著作権で保護されている場合、条件を満たさずに他人にその著作物を共有すると、不正に利用しているとみなされる。

知らぬ間に著作権を侵害するのを防ぐためにも、これから4つの画像の取り扱い方を紹介する。

 

1. 「再利用が許可された画像」に設定して検索する
検索エンジンで検索した後にいくつか項目を設定し、再利用できる画像を探す。

・Google
画像を検索した後、ツールからライセンスの中で「改変後の再利用が許可された画像」を選択して出た画像を利用する。
・Bing
画像を検索した後、ライセンスから「無料で変更、共有、および使用」または、「無料で変更及び共有、商業目的で使用」を選択して出た画像を利用する。

 

 

2. クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CCライセンス)を利用する
先ほど紹介した1の方法であると、利用が許可されていない画像も検索結果に含まれている場合もある。CCでは、画像の著作者が指定する条件を満たせば、確実に著作権を侵害することなく画像を利用できる。

・クリエイティブ・コモンズ
このサイトは、CCライセンスについて詳しい詳細が記載されている。CCライセンスを提供している。
https://creativecommons.jp/licenses/
https://creativecommons.org/
CCライセンスが表記されている画像を探すことができる。
https://ccsearch.creativecommons.org/

 

 

3. パブリック・ドメインを利用する
パブリック・ドメインは、権利が放棄、消滅した著作権がない画像である。再利用、改変・編集、商用利用できる。

 

4. 自分で画像を作る
最善の方法は自分で撮影、描いた画像を利用することである。
手間はかかるであろうが他人に迷惑をかける心配もないうえ、自ら画像を創作するため自由に利用できる著作物でもある。
しかし、模写やトレース(写真や絵をなぞって描くこと)は、他人が撮った写真や描いた絵を基にする場合、著作権で保護されている著作物である可能性もある。必ず著作者に承諾を得なければならない。
画面のスクリーンショットも著作権がある場合がほとんどであるため、利用しないほうが良い。

 

ネット上にある画像は、利用が許可されていても他人が作り出した画像であり、引用する場合でも著作者から画像を借りる形である。そのため、利用条件がないにせよ、著作名と引用元を表記するべきであると考える。
注意しなければならない点が多いが、画像もヒトが創作した作品であるため、十分に気を付けて取り扱うべきである。

 

“Looks Like Good Images” by Alan Levine is licensed under CC BY 2.0