MPTが「Dance with MPT, Growth with MPT」というTikTokキャンペーンを2026年7月28日から9月27日まで開催しています。対象はMPTのSIM利用者(MPT eSIMを含む)で、2つの部門に分かれ、合わせて204名が当選します。個人への最高賞金は現金150万チャットです。
通信事業者のキャンペーン記事は終了後に紹介されることが多いのですが、これはまだ開いています。執筆時点で残り約5週間です。以下、実際に何をすればよいかを整理したうえで、発表には書かれていないこと──データ賞品をMPT自身の料金で換算すると賞金総額がいくらになるのか──をお伝えします。
部門1: Dance with MPT チャレンジ
制作者向けの部門です。MPTの発表によれば、応募には次のすべてが必要です。
- MPT公式TikTokアカウント @mptofficialpage をフォローする
- キャンペーン公式音源を使ってダンス動画を制作する
- 公式の振付、または自分なりのパフォーマンスで参加する
- TikTokに公開設定で投稿し、@MPTOfficialPage をメンションしたうえで、ハッシュタグ #DanceWithMPT、#WeLoveMPT、#FYP を付ける
- 投稿のスクリーンショットをMPT公式TikTokの受信箱に送り、参加を確定させる
当選者は、動画に付いた「本物の」いいね・シェア・コメント・ブックマーク・再生数をもとに選ばれます。MPTがわざわざ「本物の」と書いているのは、エンゲージメントが買えるものであることを踏まえた表現でしょう。
賞品: 当選者は計44名。1位2名に各150万チャット、2位2名に各50万チャット、「Best Dance Contributor」40名にMPTデータ10GBずつ。
部門2: Growth with MPT TikTokリワード
手間のかからない部門で、多くの読者にとってはこちらの方が現実的です。踊る必要はありません。
- @mptofficialpage をフォローする
- キャンペーン動画の中から好きなものを1本選び、Loveとリポストをする
- スクリーンショットをMPTのTikTok受信箱に送る
賞品: 抽選で選ばれた160名に、MPTデータ2GBずつ。
当選者はMPT公式FacebookページとTikTokアカウントで発表され、TikTokの受信箱経由でも直接連絡があるとされています。
いま付け加えるとすれば ── 賞金総額を計算する
MPTの発表は賞品を列挙していますが、キャンペーン全体でいくらになるのかは書いていません。宣伝物としては当然のことですが、読者が本当に知りたいのはその数字でしょう。そして私たちには計算できます。3週間前にMPTの現行データパッケージ料金を記事にしたばかりだからです。
MPT自身の表示価格では、Data Carry Plusの10GBパックが37,889チャット、2GBパックが7,579チャットです。これを当てはめると:
- 現金賞: (2 × 150万) + (2 × 50万) = 400万チャット
- 10GB × 40名 = 40 × 37,889 = 約151万5,600チャット
- 2GB × 160名 = 160 × 7,579 = 約121万2,600チャット
合計すると賞金総額はおよそ672万チャット。そのうち約40%は現金ではなくデータで、200名に対して合計720GBが配られる計算になります。
この計算から2つのことが分かります。ひとつは、誰もが繰り返すであろう「150万チャット」という数字は、MPTが実際に用意している額の4分の1にも満たないということ。もうひとつは、データ部分はMPTにとって小売価格ほどのコストではないということです。ネットワークの容量は現金の支出とは違います。応募するかどうかを判断する読者にとっては小売価格での換算が最も公平な比較ですが、同じ額面でもデータ賞品と現金賞品は、渡す側にとって同じものではないという点は理解しておく価値があります。
多くの人が見落とすであろう応募手順
どちらの部門も、投稿またはリポストのあとにスクリーンショットをMPTのTikTok受信箱へ送ることが必要です。見落としやすく、しかも応募が成立するかどうかを左右する手順です。
つまり参加はハッシュタグだけでは計測されていません。3つのハッシュタグを付けて、アカウントを正しくメンションして、エンゲージメントも取れた──それでも応募として登録されない可能性があります。MPT側にあなたの記録が残らないからです。せっかくダンス動画を作るなら、スクリーンショットの送信を省略しないでください。
なお発表には、投稿からスクリーンショット送信までの期限や、1人が複数回応募できるかどうかについての記載がありません。前提にする前にMPTの公式チャンネルで確認することをおすすめします。
通信事業者がダンスコンテストを開く理由
MPTの発表での位置づけは、若者の創造性を応援し、利用者とより近くつながるため、というものです。定型的な表現ですが、おおむね本当でしょう。ただし仕組みを見ると、MPTが何を買っているのかがもう少し正確に分かります。@mptofficialpageのフォロワー、MPTのコンテンツが他人のフィードへ拡散されること、そしてMPTのブランドを載せたユーザー投稿動画の供給です。
とくに「Growth with MPT」の部門は、そもそも創作コンテストではありません。フォローしてLoveしてリポストする160名に、データで対価を払う仕組みです。これはフォロワー獲得と拡散のキャンペーンであり、小売価格に換算すればおよそ121万チャット分になります。ダンスチャレンジと並べて提示されているため一つの企画に見えますが、2つの部門が買っているものは別物です。
よくある質問
開催期間は?
2026年7月28日から9月27日までです。
誰が応募できますか?
MPTのSIM利用者(MPT eSIMを含む)で、TikTokで@mptofficialpageをフォローしている方です。
当選者は何名ですか?
合計204名です。Dance with MPTチャレンジが44名、Growth with MPT TikTokリワードが160名です。
最高賞金は?
現金150万チャットで、ダンスチャレンジの1位2名に贈られます。
踊らないと何ももらえませんか?
いいえ。Growth with MPT部門は、アカウントのフォロー、キャンペーン動画へのLoveとリポスト、スクリーンショットの送信だけです。この160名は抽選で選ばれ、それぞれ2GBのデータを受け取ります。
ダンス部門の当選者はどう選ばれますか?
投稿された動画に付いた、本物のいいね・シェア・コメント・ブックマーク・再生数をもとに選ばれます。
まとめ
これは残り5週間あり、しかも多くの事業者キャンペーンにはない「手間のかからない応募ルート」を備えた、実際に開かれている企画です。MPTを使っていてTikTokを見る習慣があるなら、Growth部門にかかる手間は1分程度でしょう。発表が触れていないのは全体の構図です。総額672万チャット相当、うち40%はデータ、204名に分配。そして、応募として数えられるものとそうでないものを静かに分けている手順が一つ──MPTの受信箱へのスクリーンショット送信です。
出典: MPTファクトシート「MPTが『Dance with MPT, Growth with MPT』TikTokキャンペーンを開催」MPT Corporate Communication発行、2026年8月3日付。賞金総額の算出に用いたデータパッケージ料金は、Myanmar Tech Pressの2026年8月の事業者料金比較記事に記録したMPT自身のData Carry Plus表示価格(2026年8月3日時点、mpt.com.mmより取得)。賞金総額は当サイトによる計算であり、MPTが公表した数値ではありません。