ミャンマー最大手の4.5G VoLTE通信事業者ATOMと、ミャンマー最大の民間銀行であるKBZ銀行は、遠隔地・支援が行き届きにくい地域を含むミャンマー全土で、誰もが利用しやすいデジタル金融サービスを提供する戦略的パートナーシップの検討に向け、覚書(MOU)を締結した。
金融サービスをより安全・便利にし、100%の金融包摂を実現するという共通のミッションのもと、ATOMはフィンテック・銀行業界を代表するKBZ銀行との戦略的協業に踏み出す。今回の提携では、ATOMの先進的で革新的な通信サービスと、KBZ銀行の金融分野における専門性を組み合わせ、モバイルウォレット、デジタル決済ソリューション、少額融資商品、そして対象となる利用者層への通信製品・サービスのアクセス向上など、デジタル送金の可能性を共同で検討していく。

画像: ATOM
「全国をカバーするモバイルネットワークとデジタルインフラを活かすことで、ATOMが展開してきた製品・サービスをさらに強化し、特に遠隔地や支援が行き届きにくい地域も含めたミャンマー全土のコミュニティへ、統合された金融サービスへのアクセスを広げていける大きな可能性を感じています。KBZ銀行との今回の戦略的協業は、個人をエンパワーし、コミュニティ全体の底上げにつながる金融包摂とモバイルを活用した金融ソリューションの拡充という、私たちが共有するコミットメントを反映したものです」と、ATOM最高経営責任者(CEO)のアハマド・アブダラ氏は語った。
ATOMのアプリを通じて、利用者はKBZPayを使った支払いを簡単に行えるようになるほか、クレジットカードや少額融資、eコマースソリューションといった共同ブランドの商品、その他の革新的な金融サービス、ロイヤルティ特典などが、さまざまな顧客・利用者層に向けて提供される予定だ。両社は、金融包摂を支え、市場へのリーチを広げ、業界標準・規制を遵守したサービスを共同で設計・展開・普及させていく。

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調印式で登壇したKBZ銀行の最高経営責任者(CEO)、ウー・ゾー・リン・アウン氏は、次のように付け加えた。「ミャンマーの金融包摂ロードマップを加速させるうえで、ATOMと協業できることを誇りに思います。この提携は、ミャンマーにおける100%の金融包摂の実現というKBZ銀行のミッションと完全に一致するものです。私たちの目的は、銀行サービスを通じてミャンマーの人々の社会経済的な暮らしを向上させることにあります。金融商品・サービスへのアクセスを広げることで、コミュニティや企業がより多くの機会と、より質の高い生活を手にできるようにしたいと考えています。私たちは共に、ミャンマーのコミュニティにとって有益な、最良のデジタル金融サービスを実現していきます。革新的で使いやすいソリューションを生み出すことで、安全で誰もが利用でき、手頃な価格の金融サービスへのアクセスを広げ、より良い暮らしと経済成長を支えていきます」。
通信と銀行業の融合が進む今日の金融環境において、両者の統合は金融包摂の強化やサービス提供の改善、市場リーチの拡大に大きな可能性をもたらす。ATOMとKBZ銀行による今回の戦略的パートナーシップは、個人をエンパワーし、生活基盤を支え、ミャンマー全土でより包摂的で持続的な発展を後押しする「Beyond Better Digital Future」というビジョンを両社が共有していることを示すものだ。両業界のリーダー企業は、顧客とコミュニティに意義ある価値をもたらす取り組みを、今後も推進していく方針だ。