COVID-19による経済的打撃がミャンマー国内の中小企業(SME)にも及ぶ中、KBZ Bankは、既存および新規のSME顧客に緊急の資金支援を届けるため、「COVID-19 Credit Assistance Program for SMEs」を導入した。2020年6月11日に開始されたこのプログラムでは、SMEはこの厳しい時期の資金負担を軽減するため、以下の融資オプション(「信用支援」)を申請できる。
1) 既存の当座貸越・タームローンの6か月延長
2) 元金・利息の6か月猶予
3) 元金・利息の最長6か月間の資本化
これらの再建支援融資オプションは、KBZ BankのSME Banking Departmentで組んだタームローン、当座貸越、またはJICA SME Two-Step Loanが対象となる。このプログラムにより、SMEはローン返済を後回しにする余裕を得られるため、事業運営の維持や財務面での回復、そして国全体の経済発展への貢献を継続することを優先できるようになる。
画像出典 https://web.facebook.com/KanbawzaBank/
KBZ BankのSenior Managing Directorを務めるU Zaw Lin Aung氏は、次のように述べている。「ミャンマーの中小企業経営者にとって、COVID-19パンデミックは健康危機の域を超えた問題となっています。多くのSMEが一時休業を強いられたことで財務面での打撃を受けており、これは従業員とその家族にも影響を及ぼしています。ミャンマー政府およびミャンマー中央銀行の目標に沿う形で、KBZ Bankは『COVID-19 Credit Assistance Program for SMEs』を導入し、SME顧客の資金繰り改善を支援します。ローン返済に充てる代わりに現在の資金を事業運営に活用できるようにすることで、SMEはこの重要な局面をより高い可能性を持って乗り越え、回復していくことができます。KBZのSME Bankingチームは、今後もミャンマーの中小企業を支えるべく、たゆまぬ努力を続けてまいります」
この「COVID-19 Credit Assistance Program for SMEs」は、ミャンマー政府の「COVID-19経済救済計画(CERP)」と足並みを揃えたものだ。CERPの2.1.6項に基づき、ミャンマー中央銀行は、これまで元利金を期日通りに返済してきたMSME(零細・中小企業)向けの既存融資について、より長期間にわたる条件変更・返済スケジュールの見直しを銀行各行に許可している。
ミャンマー国内の事業者の90%以上が中小企業に分類される中、ミャンマー政府は、SMEが今後の国家経済発展の主要な原動力であると認識している。COVID-19パンデミックによる経済的影響はまだ数値化されていないものの、SMEを含む事業者は、自社の製品・サービスに対する需要減少の影響を最も大きく受けると見込まれている。特にSMEは、その規模ゆえに脆弱性が高く、回復力も相対的に低いため、影響は深刻なものになると予想される。
画像出典 https://web.facebook.com/KanbawzaBank/
「COVID-19 Credit Assistance Program for SMEs」の対象となるには、既存顧客の場合、KBZのSME融資サービスを少なくとも2年間利用しており、KBZ Bankをメインバンクとし、2020年2月時点で良好な返済履歴を有していることが条件となる。新規顧客については、KBZ Bankが申請者の業種・事業内容を審査し、国内のCOVID-19予防・封じ込め・救済活動を支える製品・サービスを提供するSMEを優先的に取り扱う。すべての申請者は、会社関連書類および緊急事業計画書の提出が求められる。
本プログラムへの申請・詳細については、SME事業者はKBZ Bank SME Banking Departmentの担当者(リレーションシップ・マネージャー)まで問い合わせるか、電話(01373785 / 01372979 / 01372977 / 01377716)またはメール(smart.smebanking@kbzbank.com)にてチームまで連絡してほしい。