自分に合ったラップトップの選び方 (1)

携帯電話を買うとしても、ラップトップを買うとしても、自分が使う金額や自分の使い方に合ったデバイスを手に入れるのはなかなか難しいものだ。
自分の希望する機能を備えたものが欲しいと思っても、多くの種類のブランドからさまざまな種類の価格、 色々な機能があり、吟味するのは大変だからである。
そこで今回は、数あるラップトップの中から自分に合ったラップトップを見つけるためのヒントをいくつか紹介する。

(1) オペレーティングシステム
オぺレーティングシステムには、Windows、MacOS、Chrome OS、Linux の 4 つの選択肢がある。
ラップトップを購入するには、まずこのオペレーティング システム (OS) を4つの中から選択する必要がある。
具体的にはMicrosoft アプリケーションを最も多く使用し、多くのオプションを備えているWindows OS、初心者向けではあるものの専用ソフトでしか使えないMacOS、ラップトップを主に Web ブラウザーに使用する場合はChrome OS、主にサーバー開発系で利用される安定してるオープンソースの Linux OSから選択出来る。
なお、Chrome OS および Linux では、Microsoft Office および Adob​​e Creative Suiteなどを使用出来ないため、事務やデザイン・クリエイティブ分野で使う場合は気をつけてほしい。
(OSの中で別のOSを動かすという手もなくはないが、ソフトウェアのためにその手間と時間をかけるかは疑問である。)

 (2) 中央処理装置 (CPU)
OS を選択した後、次に考えるのはプロセッサまたは CPU である。
どのような種類のソフトウェアを使用するかという問題に基づいて選択する必要があり、プロセッサにはIntelとAMDの 2 種類がある。
これらの 2 つのタイプにも、それぞれ多くの選択肢が存在する。

・インテルプロセッサー
現時点ではCore i3、Core i5、Core i7、Core i9 の順に、Core i3 が最も性能が低く、Core i9 が最も性能が優れている。
Intel はプロセッサに番号を使用している。
例えば、Intel Core i5-12510U には Intel Core i5 があり、「12」は世代を表す。
最後の 2 桁または 3 桁の「510」は、パフォーマンスを表す。
例に示されている「U」は、Y、U、H の場合もある。
それはチップの主な目的を意味し、それぞれY はバッテリー寿命調整、 Hは活動規制、 Uはバッテリーの電力量調整となっている。
これは、Intel Core i5-12510U のパフォーマンスが Intel Core i7-12350U よりも低いことを意味する、といった形だ。

・AMD
AMDの命名方式は、Intelのものとは異なる。
例えば、AMD Ryzen 5 – 7600X では、「7」が世代を意味する。
後者の数字は型番で、数字が大きいものほど最新のものである。
また、最後の英数字であるX はそれが高性能であることを示す。※Uは「超低電力」を意味する。
一般的に、Intel i5 は Ryzen 5 と同じだが、パフォーマンスにいくつかの違いがある。
グラフィック性能に関しては、AMD が Intel よりも優れている。

以上、普段使いでたまに編集ソフトを使うなら、Intel i5とAMD Ryzen 5はかなり便利である。
モデルは高いほど良いと考える。
頻繁に編集ソフトを利用するなら、Intel i7、AMD Ryzen 7 を使用するのが適しているはずだ。

(3) グラフィックカード
全てのラップトップにはグラフィック プロセッシング ユニット (GPU) が搭載されている。
また、他にもGPU を含む多くのグラフィックス カードがある。それらの多くは、既にマザーボードに搭載されている。
統合グラフィックスは多くの人にとって便利だが、ゲームをプレイして多くのグラフィックス パワーを使用したい場合は、さらに容量の多いグラフィックス カードが必要である。

(4) メモリー(RAM)
もう 1 つ無視できないのは、ランダムアクセスメモリー (RAM) である。
テーブルが広ければ広いほど、物を置く場所作業スペースが広くなるように、ラップトップのRAM も同じように機能する。
16GBはラップトップとしては十分な量で、クリエイティブな活動、また、ゲームをしたい人にとっては最低限の量と言える。
プログラミングまたは編集ソフトウェアのいずれかの2 つのタスクを実行するには、かなりの量の RAM が必要となる。
その為には、少なくとも 16GB が必要であり、余裕がある場合は最大 32GB以上必要になってくる。
Chrome OS は 4GB で使用でき、8GB の方がパフォーマンスが優れているのが特徴だが、それは編集ソフトが使えないというデメリットもある。
また、RAMのDDR4 (Double Data Rate) は速度を意味し、 DDR4 RAMは DDR3 RAM より高速である。

以上、普段遣いといっても業務によって様々である。
購入を考えているが、どう選べばいいのかわからないという方のために、今回は利用ソフトウェアなどの事例を交えてラップトップの選び方を紹介したが、いかがだったろうか?

(2)についても近日公開予定であるであるので、お楽しみに。