まだ現金決済されているミャンマーのオンラインショッピングサイト事情

ミャンマーでもオンラインショッピングサイトが多くなってきている。

まだ決済システムがあまり存在していないことや、決済するためのカードの保有者が少ないことから、ECサイトではなくfacebookページで商品を紹介し、コメントやメッセンジャーでやり取りをして販売しているところが多い。
そして、決済手段は代金引換で行うことが多い。
配送に関しては配送業者が複数あるが、配送業者を信頼していないのか、料金が高いのか、理由は分からないが、販売している会社が自ら届けることもある。

ミャンマーで人気のあるオンラインショッピングサイトをいくつか紹介する。

Shop.com.mm

最初に紹介するのは、ミャンマーで最も成功しているオンラインショッピングサイトのShop.com.mmだ。
このショッピングサイトでは合計2万点もの商品を載せてあり、月曜日から金曜日まで朝9時から夜6時半まで、土曜日には朝9時から夜6時まで問合わせを受け付けている。
商品を買いたいユーザーは24時間注文することができ、支払いも銀行振り込み、商品が届いたときに支払う着払いの2つから選べる。
商品を注文して2日から4日以内に配送してもらい、何らかの理由で商品が不要であれば、荷物のシールをはがしていない限り、7日以内は無料で返品することが出来る。(クーリングオフ制度のようなものだろう)
金額も高くなく、正規の販売会社からの商品だけを販売していることを100%保証している。

SK-II Myanmar Authentic

次に、SK-Ⅱ Myanmar Authenticオンラインショッピングサイトを紹介する。
SK-II Myanmar Authenticは、ECサイトを持っているわけではなく、Facebookページで販売を行っている。
このオンラインショップは2014年4月にスタートし、SK-Ⅱの商品だけを日本から直接入して販売している。
販売している化粧品の使い方と効果とかもちゃんと書いてあることも、お客様達を引き付けている要因のようだ。
ヤンゴン内なら無料で配送もしてくれる。
商品を注文すると、早めに家へ届くようにしているし、SK-Ⅱの商品を日本から直接もってきて販売しており、品質も保証されている。

Missha(Myanmar)

続いて、Missha(Myanmar)というオンラインショッピングサイトを紹介する。
Missha(Myanmar)は、SK-II Myanmar Authenticと同じく、Facebookページで販売を行っている。
Missha化粧品は、韓国で評判が良く、売上も一番だと言われているブランドで、女優であるNandar Hlaingがミャンマーでは代表して販売しているオンラインショッピングサイトだ。
Missha化粧品は自然から取れた物だけを使って生産したもので、素晴らしい品質であると言われ、女性たちに評判が良く、女優Nandar Hlaing自身がいつも使ってる化粧品だ。
ヤンゴンにはショールームや販売店もあり、ヤンゴン以外の町では大きいショップでも展示している。
Missha(Myanmar)Facebookページの管理者は、ショッピングサイトの重要な役割であるカスタマーサービスに力を入れており、コメントやメッセージには早めに返事をし、商品を紹介する時も値段とともに効果も書いており、信頼性が高い。
配送サービスもある。

Zaw Gyi Mart

Zaw Gyi Martは、ECサイトの商品をオンラインで販売し、家まで送ってくれるサービスと共に、商品を売りたい人と買いたい人をつなげることもしているオンラインショッピングサイトだ。
Zaw Gyi Martのウェブサイトは、Za Infomation Technology Co.,Ltdがオープンして、商品に関して保証している。
Zaw Gyi Martでは色々な商品が販売されていて、100%オリジナルの工場からの商品である事を保証している。
値段も安いし、割引もいつもあって、ミャンマー全国どの町でも家まで送ってくれる。
Zaw Gyi Martのサイトからの商品を買うときは、最初にアカウントを登録する必要がある。
自分が買いたい商品を選んで、正確な住所とともに配送日(例えば、当日|翌日|三日以内)と選んで、購入することになる。
それから、Zaw Gyi Martでは自分の名前か、会社の名前かをアカウント登録して自分で商品を販売することも出来る。
(ただし、ウェブサイトは現在メンテナンス中のようになっており、Facebookページのみが閲覧可能となっている)

これらの紹介したサイトでは、まだ現金決済がメインではあるが、少しずつカードを使用する人も増えてきている。

・クレジットカード保有率の上昇
・店舗の信頼性の向上(決済だけして商品が届かないという不安がある)
・カード情報などをオンラインで入力するセキュリティに関する不安の解消
の点を満たせば、ECサイトを使用する人も増えると思われるし、そうなると、ECサイトの数も増えていくだろう。