Visa Foundationは今週、中小企業支援のため総額2億1,000万米ドル規模となる2つのプログラムへの拠出を発表した。これは同財団が長年掲げてきた女性の経済的自立とインクルーシブな経済発展という目標に沿ったものであると同時に、COVID-19の感染拡大を受けた地域社会の緊急のニーズに応えるものだ。
1つ目のプログラムは1,000万米ドル規模で、公衆衛生や食料支援などCOVID-19対応の最前線に立つ慈善団体への緊急支援に充てられる。対象はVisaが事業を展開する北米、中南米・カリブ海地域、欧州、アジア太平洋、そして中欧・中東・アフリカの5地域すべてとなる。
画像提供 https://usa.visa.com/about-visa/philanthropy/visa-foundation.html
Visaの最高経営責任者(CEO)兼会長であるアル・ケリー氏は、次のように述べている。「COVID-19の状況が刻々と変化する中、各地域のコミュニティはその影響を受けており、私たちからの迅速な支援を必要としています。非常にローカルなビジネスを展開するグローバル企業として、私たちはこのニーズを重く受け止めています。同時に長期的な復興にも力を注ぎ、個人・企業・経済が発展できるよう支援するという私たちの使命に沿って、経済活動を後押しする方法を模索し続けます」
2つ目のプログラムは、世界中の中小・零細企業を支援するための5年間・総額2億米ドル規模の戦略的な拠出であり、特に女性の経済的自立の促進に重点を置く。この取り組みは、Visa Foundationが長年続けてきた世界の中小・零細企業支援をさらに拡大するものだ。Visa Foundationからの資金は、中小・零細企業を支援するNGOおよび投資パートナーへの資本として提供される。
中小・零細企業は世界経済の屋台骨であり、世界の企業数の90%以上を占め、世界の雇用の50〜60%を生み出している。女性が経営する中小・零細企業への融資には、年間3,000億米ドル規模の資金不足が存在しており、COVID-19に伴う近年の経済的混乱を受けて、この不足額はさらに拡大すると見込まれている。
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ケリー氏はさらに次のように述べている。「経済成長を最前線で支える中小企業への支援を加速させることが、今ほど求められている時はありません。中小・零細企業のオーナーの多くが女性であることから、この取り組みは女性の経済的自立を後押しする波及効果ももたらします。私たちは、これがジェンダー平等の達成、貧困削減、インクルーシブな経済発展を実現する上で最も重要な手段の一つだと考えています」
この格差はミャンマーにおいて特に顕著で、正規事業者の80%以上が中小企業であるにもかかわらず、女性が経営する中小企業は4社に1社にとどまっている。
さらに、労働力への参加率も男性の80%に対し、女性はわずか51%にとどまっている。
Visaミャンマーのカントリーマネージャーであるリリアン・ワン氏は、次のように述べている。「中小企業はミャンマーにおける生計の主要な手段であり、ジェンダーギャップを埋める大きな可能性を秘めています。私たちはこれまで、個人の資産管理の重要性についてミャンマーの人々への啓発に投資してきました。今後も商取引のデジタル化を推進する役割を果たしながら、同時にミャンマーの様々なコミュニティ、特に女性がより包摂的な形で経済に参加できるよう支援を続けていきます」
この総額2億米ドル規模の中小企業支援プログラムを通じて、Visa Foundationは、Visaが事業を展開する各地域において、女性を含む中小・零細企業オーナーの支援に取り組むNGOに対し6,000万米ドルの助成を行う。さらにVisa Foundationは、中小企業に社会的・経済的な好影響をもたらす投資パートナーに対しても1億4,000万米ドルを配分する。
Visa Foundationの会長であるグラハム・マクミラン氏は、次のように述べている。「2億米ドルという新たな資金は、世界における女性の経済的自立の促進を重視しながら、中小・零細企業を支援し続けるという私たちの姿勢を示すものです。女性が力を発揮できれば、コミュニティも発展します。世界経済が回復と再建を目指す今、この考えはこれまで以上に重要だと私たちは考えています」