OPPO、AI分野のコンテストで2つの1位を獲得

世界的なスマートフォンブランドであるOPPOは先ごろ、オンライン開催されたコンピュータビジョン・パターン認識に関する国際会議「CVPR(Computer Vision and Pattern Recognition Conference)2020」に参加した。

OPPOは特にAI分野で業界をリードする技術力と革新的なブレークスルーを示し、研究所内に最先端AI技術を追求する新部門「Intelligent Perception and Interaction(知覚・インタラクション研究部門)」の設立も発表した。OPPOはCVPR 2020の複数のコンテストで好成績を収め、1位2件、3位2件を獲得する成果を上げた。

受賞した技術には、ぼやけた写真を自然に16倍鮮明化できる「知覚的超解像技術」、画像を解析して撮影場所を特定できる「視覚測位技術」、動画内の人間の動作を認識する技術などが含まれる。写真提供 https://www.facebook.com/oppomyanmar/

さらにOPPOの研究開発チームのメンバーは会議の複数のセッションに参加し、基調講演やセミナーを通じて、世界中の第一線の研究者数千人にコンピュータビジョン技術に関する知見を共有した。

CVPRは、IEEE(米国電気電子学会)が主催するコンピュータビジョン分野を代表する年次イベントである。コンピュータビジョンとパターン認識、機械学習、AIのあらゆる側面をカバーしており、学生・研究者・業界関係者にとって非常に価値の高い場となっている。

OPPOのIntelligent Perception部門でチーフサイエンティストを務めるエリック・グオ氏は「OPPOを代表して今年のCVPRチャレンジで目覚ましい成果を上げられたことを大変うれしく思います。この成果は、環境知覚、人間中心のコンピューティング、画像・動画生成という当社の3つの中核的な研究方向性を反映したものです。OPPO研究所のIntelligent Perception and Interaction研究部門設立以来、初めて公にお披露目する研究開発成果であり、OPPOのAI力を存分に示すものでもあります」と述べた。

OPPOは、知覚・インタラクション分野における最先端の探求が、将来的にOPPOの技術・製品を大きく強化し、ユーザーによりイノベーティブなインタラクション手法と体験を提供すると考えている。写真提供 https://www.facebook.com/oppomyanmar/

OPPO US Research CenterもCVPR 2020に参加し、「Real-World Super-Resolution Challenge」のTrack 1(画像処理アーティファクト部門)で6位を獲得した。OPPO US Research CenterのSpace-time Lab責任者であるメン・ズィボー氏は、AIを活用した低照度撮影に関する同研究所の最先端研究について「Looking into the dark: from image to video」と題した基調講演を行い、コンピュータビジョン・AI担当シニアディレクターのシュシュエ・チュエン氏も、測位・マッピングに関する「Building a unified SLAM system running on both smartphone and AR glass from scratch」と題した講演を行った。

このチャレンジでOPPO研究チームが取り組んだのは、1枚の画像を16倍に拡大するという極めて高い倍率での知覚的超解像の課題を解決することだった。目標は、正解画像(ground truth)に近く知覚品質の高い高解像度の結果を生成できるモデルを開発することにある。同チームは独自開発のニューラルネットワーク「RFB-ERSGAN」の有効性を実証し、より高度な解析、より効率的な計算、より多様な手法によって280チーム以上の他の参加者を退け、Facebook、Baidu、Microsoft、Amazon、中国科学院などが名を連ねるチームの中で最終的に1位を獲得した。

OPPOのRFB-ERSGANニューラルネットワークは、動物の毛並みや建物の構造、植物の質感など、より自然なテクスチャを生成する。この技術はさまざまな場面での応用が見込まれる。例えば、スマートフォンで撮影した低解像度の写真を、豊かなディテールを持つ高解像度画像に変換するといった用途に活用できる。ほかにも、古い写真や損傷したフィルムの復元、重要な医療画像の精細化、衛星画像・宇宙画像の詳細分析などへの応用も考えられる。写真提供 https://www.facebook.com/oppomyanmar/

屋外視覚測位(Aachen Day-Night)で1位、屋内視覚測位(InLoc)で3位を獲得したOPPOは、意味情報と深度情報の手がかりを活用し、任意のクエリ画像の正確な位置を特定する単眼視覚測位パイプラインを開発した。多くのコンピュータビジョン応用における大きな課題である「大量の誤検出結果を特定・排除する」という問題を克服し、この手法は堅実な実験を通じて最先端レベルの性能を発揮している。

現在までにOPPOは、1万人を超える研究チームを構築し、世界に6つの研究所と4つの研究開発拠点を展開している。さらにOPPOの創業者兼CEOであるトニー・チェン氏は、今後3年間でハードウェア・ソフトウェア・システムのコア技術に加え、5G・AI・AR・ビッグデータなど最先端技術の開発に500億人民元(約70億米ドル)を研究開発費として投資すると述べた。今後もOPPOは最先端技術の探求を続け、次世代のイノベーティブなインタラクション手法とサービス体験をユーザーに提供していくことを目指す。

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