DeepSeekは、中国のHigh-Flyer Capital Managementから派生した、高性能なオープンソース技術を主軸とするAI子会社である。現在DeepSeekは、実用化を見据えた推論特化型の大規模言語モデル(LLM)「R1-Lite-Preview」のテストを進めている。
一部のテストシナリオでは、R1-Lite-PreviewはOpenAIのO1-previewモデルに匹敵する、あるいは場合によってはそれを上回る性能を示している。特筆すべき点として、2024年9月にテストされたR1-Lite-Previewモデルは「思考の連鎖(chain-of-thought)」による推論能力を披露し、ユーザーが提示したデータや質問に対して段階的かつ詳細な説明を提供できることを示した。単に「何が起きたか」だけでなく「なぜそれが起きたのか」まで説明できるという。



一部の説明は人間のユーザーからすると意味不明に思えるかもしれないが、DeepSeek-R1-Lite-Previewモデルは間接的な質問にも正確に答えられるよう訓練されている。こうした一見無関係に見える回答は、その包括的な学習の結果である可能性がある。実例として、「Strawberryという単語にRの文字はいくつ含まれるか」や「9.11と9.9ではどちらが大きいか」といった質問にも正確に答えることができた。
ユーザーはchat.deepseek.comのDeepSeek Chatを通じてR1-Lite-Previewを利用できる。サービス自体は無料だが、上位モデルの「Deep Think」は1日50メッセージまでという制限がある。