Facebook Messengerに強力な新機能「送信取り消し(Unsend)」が登場

Facebook Messengerの利用者の中には、誤ったメッセージを送ってしまったり、間違った相手にメッセージを送ってしまったりした経験がある人も多いだろう。また、相手を不快にさせることなく、誤送信したメッセージを編集・削除したいと思う場面もある。しかし、これまでのバージョンのMessengerにはそうした機能はなく、できることといえばメッセージを送り直して謝罪することくらいだった。しかし最新版のMessengerには、「送信取り消し(Unsend)」という新機能が搭載された。

4月には、TechCrunchが、マーク・ザッカーバーグ氏が他者に送ったメッセージがひそかに削除されていた一方で、相手から彼に送られたメッセージはそのまま残っていたと報じた。Facebookが「Facebookをより便利にするための取り組みであり、セキュリティ上の理由からメッセージを削除する必要がある」と主張してから10ヶ月後、受信者の受信箱に届いた自分のメッセージであっても削除できる新機能がリリースされた。

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Facebook Messengerの便利な機能である「全員から削除(Remove for Everyone)」ボタンを使うと、送信から10分以内であれば、送ったメッセージ・写真・動画・リンクを削除でき、個人チャット(PM)とグループチャットのどちらでも利用できる。相手から送られてきたメッセージを削除することはできないが、自分のメッセージは削除でき、削除すると自分にも相手にもそのメッセージは表示されなくなる。Facebookは、削除されたメッセージが不適切な内容や差別的な内容でないかを確認するため、しばらくの間これらのメッセージを保存するとしている。

メッセージを削除するには、まず削除したいメッセージを選択すると、「自分から削除(Remove for you)」と「全員から削除(Remove for Everyone)」が表示される。「自分から削除」は従来の「メッセージを削除」と同じ機能で、自分の画面からメッセージが消えるだけで、相手には引き続き表示される。「全員から削除」を選ぶと、そのメッセージは削除され、自分にも相手にも二度と表示されなくなる。グループチャットの場合、「全員から削除」を選ぶとメッセージは完全に削除され、誰にも見られなくなる。ただし、「このメッセージをすべてのチャットメンバーから完全に削除します。メンバーはあなたがメッセージを削除したことを確認でき、引き続き通報することも可能です」というポップアップが表示され、確認すると元のメッセージの代わりに「メッセージを削除しました」という表示に置き換わる。この送信取り消し機能は、iOS・Androidともに最新バージョンへアップデートすることで利用できる。

Facebookは、「送信取り消し」機能の制限時間(10分)を変更する予定はないと発表している。今後この時間を延長する計画もないとしており、その理由として、送信者は誤った相手や誤ったメッセージを送ったことに数秒のうちに気づくはずだと考えているためだという。まとめると、Facebook Messengerの送信取り消し機能は、メッセージを削除できるチャットアプリとして最初のものではないものの、誤送信・誤返信・誤った相手へのメッセージ送信を防げる、利用者にとって非常に便利な機能だと言える。