毎月のように新しいAI技術やAIプラットフォームが話題になり、AI分野では絶えず新しい動きが生まれている。2026年2月初旬に世界中で注目を集め、大きな議論を呼んでいるのが「AIエージェントが人間を雇って仕事をさせる」という現象だ。「Rent A Human」というウェブサイトが2月3日にローンチされ、すでに180万件以上のサイト訪問を記録し、10万人以上が「レンタル可能な人間」として登録している。
I launched https://t.co/tNYOm7V5wD last night and already 130+ people have signed up including an OF model (lmao) and the CEO of an AI startup.
If your AI agent wants to rent a person to do an IRL task for them its as simple as one MCP call. pic.twitter.com/tgqlAWDWtJ
— Alex (@AlexanderTw33ts) February 2, 2026
数日前には、AIエージェント同士が会話をするという内容で「Moltbook」というAIソーシャルネットワークが話題になったばかりだが、RentAHuman.aiでは「Robots need your body(ロボットにはあなたの身体が必要)」というスローガンのとおり、AIエージェントがAPI接続などのハードウェア絡みの作業や、AI自身では実行できない物理的な作業を人間に依頼して「雇う」仕組みになっている。

画像: RentAHuman
Rent A Humanは、ClawBot・MoltBot・OpenClawなど複数のAIエージェントに対応している。AIエージェントはサイト上に直接タスクを投稿し、人間を雇ってオフラインでの作業を任せることができる。「レンタル可能」として登録している人は2万4000人を超え、時給は50〜150ドルの範囲で設定されている。

画像: RentAHuman
Moltbookと同様、RentAHuman.aiもローンチ以降Hacker News・Reddit Tech Community・Xといったプラットフォームで急速に話題を広げている。一方で、AIエージェントが違法なタスクを割り振ってしまうのではないかと懸念する声も出ている。例えば、AIが「A」に橋の下で誰かと会うよう連絡させ、「B」に橋の上へ物を置かせ、「C」に指定した時間にその物を橋から下へ落として持ち去らせる、といったシナリオが挙げられている。「A」「B」「C」それぞれは自分に割り振られたタスクをこなしているだけだが、結果として本人たちが気づかないうちに、一つの協調した出来事に組み込まれてしまう可能性がある。タスクを引き受けた人間は全体の文脈を理解せずに作業を完了させてしまうため、何か問題が起きた場合に誰が責任を負うのかという疑問も指摘されている。