英国援助(UK aid)の資金提供を受けるDaNa FacilityとBoP Innovation Centreは、ミャンマーにおけるCOVID-19危機の中で無料提供しているインクルーシブビジネスのオンライン講座を、9月20日まで延長することを発表した。4月末に一般向けに開講した当初から、公共・民間セクターの担当者800名超がすでに受講している。
今回の講座には、COVID-19危機に対応する第4のモジュールとして「ラストマイル流通」が新たに加えられた。低所得であることや遠隔地に居住していること、あるいはその両方が理由で、従来の民間セクターから十分なサービスを受けられていない層は「ラストマイル」層と位置づけられる。インクルーシブビジネスは、経済発展の恩恵をピラミッドの底辺にいる人々にも届く機会を生み出す。インクルーシブビジネス戦略により、企業はピラミッドの底辺にいる人々を自らのコミュニティ内での働き手として巻き込むことができる。ラストマイル流通は、企業・開発機関・政府機関が現地の販売網を構築し、新市場でのブランド認知を高め、地方や遠隔地のコミュニティに流通を通じて新たな価値をもたらす手助けとなる。
写真提供 https://myanmarinclusivebusiness.teachable.com/
City Mart Holdings Co., Ltd.のサステナビリティ・マネージャーであるDaw Taryar Ahnt Kyi氏は、「このインクルーシブビジネスのオンライン講座は、ミャンマーの持続可能な発展目標の達成に向けて、事業の社会的インパクトを強化するためのユニークな手法や貴重な実践知を参加企業に提供してくれます。自社の事業に関わる興味深い小売分野の考え方を学べる新モジュールに、私も参加するつもりです」と語った。
インクルーシブビジネスおよび社会的インパクト投資のリーダーグループの支援を受けたこのブートキャンプは、(1)ミャンマーにおけるインクルーシブビジネスの可能性、(2)インクルーシブビジネスモデルの改善、(3)インクルーシブビジネスのための強固なパートナーシップ、(4)ラストマイル流通、という4つのモジュールで構成されている。各モジュールには、ミャンマー特有の事情に関連する内容だけでなく、世界的な実践事例も含まれる。講座は英語・ミャンマー語の両方で提供されており、低所得で事業機会に恵まれない層のために、雇用機会の創出と所得向上につながる革新的な方法を明らかにすることを目指している。
産業監督検査局の副局長であるU Aung Myo Khaing氏は、「DaNa Facilityのインクルーシブビジネス・オンライン講座は、ミャンマー全国の公共・民間セクターの担当者に、インクルーシブビジネスの手法に関する知見を提供しています。さらに、特にラストマイル流通を含むインクルーシブビジネスが、COVID-19パンデミック下でのビジネス課題への対処において重要な役割を果たしていることは明らかです」と述べた。
写真提供 https://myanmarinclusivebusiness.teachable.com/
講座の登録受付は9月20日まで行われており、関心のある方はhttps://myanmarinclusivebusiness.teachable.com/から無料で登録できる。詳細はメール(louw@bopinc.org または soewaiwai@bopinc.org)まで問い合わせを。
DaNa Facilityは、英国援助の資金提供を受け、DAI EuropeとKPMGが実施する民間セクター開発プログラムである。2016年5月に設立され、責任ある持続可能な経済成長・投資・貿易を通じて、インクルーシブビジネス開発と民間セクター開発を推進している。DaNa Facilityの詳細はhttps://www.danafacility.comを参照。DaNa Facilityのフォローはhttps://twitter.com/DanaFacility、https://www.facebook.com/DaNaFacility/、https://linkedin.com/company/the-dana-facility/から。
BoP Innovation Center(「BoP Inc」)は、オランダで設立され24か国で活動する独立系組織である。BoP(ピラミッドの底辺)層の消費者・生産者・起業家に向けて、商業的に成り立つインクルーシブビジネスモデルを提供している。2010年以降、500社を超える起業家・企業を支援し、BoP層のコミュニティとともに恩恵をもたらしてきた。
BoP Incの詳細はhttps://www.bopinc.orgを参照。