人工知能(AI)とは何か ― 私たちの生活に広がるテクノロジー

ここ数年で最も注目を集めているトピックは何かと聞かれれば、間違いなくAI(人工知能)を挙げる人が多いだろう。AIは、iPhoneの音声アシスタント「Hey Siri」やGoogleアシスタントの「Hey Google」といったスマートフォンの音声アシスタント機能をはじめ、自動運転車、そして子どもの頃にSF映画やドラマで見ていたドローンなどにも活用されている。ここで挙げたような身近な用途だけでなく、その高い精度によって将来的に機械にとって非常に大きな利点をもたらす技術として、AIについて理解しておく必要がある。

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Siriから自動運転車まで、AIの進歩は非常に速く、その定義自体も変化を続けている。子どもの頃にSF映画で見ていたロボットはもちろん、Googleの検索アルゴリズムや軍事兵器も、今ではAIの一種として定義されている。

人は通常、自分自身の感覚を使って周囲の環境を学び、理解する。そして、その情報をもとに適切な変化・対応を行う。この情報をより正確かつ高速な機械で処理すれば、さらに効率的な結果が得られると考える人も多い。AIの基本的な理論では、人間の知恵や機能を模範とし、それをコンピューター上で実現することを目指す。これには、学習(情報の利用に関するルールを習得すること)、合理的な推論(そのルールを使って推測・結論を導き出すこと)、そして自己修正が含まれる。つまりAIとは、創造性や思考をデジタル・コンピューター上で再現しようとするものだと定義できる。

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AIは「弱いAI」と「強いAI」に分類できる。弱いAI(特化型AIとも呼ばれる)は、顔認識、インターネット検索、自動運転など、特定のタスクのために設計・訓練されたAIシステムを指す。研究者たちは、こうしたAIが将来的には「強いAI」、いわゆる汎用人工知能(AGI)へと発展することを期待している。強いAIは人間のように複数の目的をこなせるのに対し、弱いAIは一度に1つのタスクしかこなせない。つまり、未知のタスクに直面した際、強いAIは人間の介入なしに自ら解決策を見つけられるということになる。

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AIの活用例

ビジネスの現場では、エラーチェックや消費者ニーズの予測、サービス向上のためにAIが活用されている。産業分野では、エラー発生前の事前準備、発生し得るエラー率の算出、業務と製品の兼ね合いの検討などにAIが役立っている。AIは日常的な基本業務をより便利にしてくれる。Googleの翻訳システム「Google翻訳」、Netflixのレコメンドアルゴリズム、Uberの位置情報・ルート検索サービスなども、すべてAIの一種だ。「AIとは、まだ実現していないものすべてを指す」と言う人さえいる。私たちが気づかないうちに、ビジネス、教育、金融、ヘルスケアの各業界でAIは活用されている。銀行業務、オンラインショッピング、24時間対応サービスなども、AIを利用した仕組みだ。

AIに関する補足

AIは今後、ビジネス、法律、テクノロジー分野へとさらに浸透していくと見られる。では、AIが航空機や貿易システムに使われるようになったら何が起こるのだろうか。AIの進歩について、人間よりもはるかに優れた存在になってしまうのではと懸念する声も出始めている。人間より高性能な機械を使うようになれば、人間の雇用機会は減っていくことになる。人間を模倣して作られる超知能マシンは、いずれ人間のような「欲求」を持つようになる可能性もあり、機械と人間の間で競争が生まれるかもしれない。そのため、AIをより優れた効率的なものにしようとする科学者や研究者は、適切な進め方を慎重に見極める必要がある。まとめると、AIはあらゆる分野で非常に有用なツールとなり得る一方、その普及が意図しない危険・望ましくない結果をもたらす可能性もあるため、慎重に考察しながら活用していくべきだと言える。