農業はミャンマー経済の中心的な役割を担っているため、農産物輸出の質と量を向上させることは非常に重要な課題だ。そのためには、伝統的な農法と先進技術を組み合わせて発展させ、より効率的な近代農業を確立することが求められる。先進的な技術や手法を活用することで、農家は畑全体に一律に水や肥料を与えるのではなく、必要な範囲だけに絞って対応できるようになる。これにより、資源や労力の消費を抑えられ、農作業全体の効率と効果が高まる。水や肥料の使用量を減らすことで、資材コストが下がり、生産性の向上にもつながる。また、地下水や河川に溶け込む化学物質の量を減らせるため、環境への負荷軽減にも役立つ。同時に、農作業に従事する人々の労働安全性の向上にもつながる。こうした代替的な農法に関する知識を農家同士で共有することの重要性を踏まえ、「Green Way」が農家のもとに届けられた。

写真提供: http://greenwaymyanmar.org/
Green Wayは、単に新技術の開発だけに焦点を当てたものではなく、むしろ農家同士が知識を共有し合うためのネットワークに近い存在だ。大学生が学ぶ授業内容と、彼らの実際の農業体験、そして学生が主導する研修セッションの中で農家同士が共有する経験を組み合わせて作られている。このアプリでは、栽培に関する実践知識だけでなく、畜産に関する実践知識も紹介されており、Q&A、日々の市場価格と動向、一般知識、ニュース、アンケート調査、書籍、コンテンツ提供者一覧、番組スケジュールなど、さまざまなセッションが用意されている。

写真提供: https://www.myanmaryp.com/company/85623/Greenovator
「栽培・作付け」セッションでは、一般的な作付け方法に加えて、「土壌管理」「植物の栄養」「害虫」といったテーマについて、それぞれのサブセッションで詳しい情報が紹介されている。「土壌管理」では、土壌の肥沃度を高める方法、劣化した土壌を再生する方法、役立つ「してよいこと・してはいけないこと」など、土壌に関する詳しいノウハウを確認できる。「植物の栄養」セッションでは、作物ごとに異なる栄養素とそれぞれの働きについて詳しく紹介している。さらに、各作物・植物の原産地、品種、生育環境、土壌・気候条件、収量、品種改良、植え付け、施肥、害虫対策、収穫といった栽培方法や情報も詳細に提供されている。加えて、Green Wayには「農業ビジネス」セッションもあり、農家が自分たちの農産物を使って事業を始められるよう後押ししている。アクセスしにくい地域に住む農家のために、Green Wayでは、収益性の高い作物を選ぶ方法、融資の申請方法、高い利益率を実現する方法など、農業ビジネスを立ち上げる際に役立つ情報を幅広く集めている。栽培・作付けのノウハウに加えて、Green Wayは近代農業や収穫後の取り扱いといったビジネス・技術面のアイデアももたらしている。こうした点から、Green Wayはすべての農家、農業専門家、そして農業に強い関心を持つ人々にとって身近な存在だと言っても過言ではない。

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「畜産」セッションでは、Green Wayは主に養殖業と酪農に焦点を当てている。養魚を営む農家は、養殖場の立地選び、魚の成長、池の設置、稚魚の投入、池への施肥、魚の健康管理、収穫とコストといった幅広いテーマについて詳しく学ぶことができる。また、畜産農家向けには、子牛の飼育、牛の栄養、繁殖、健康管理、乳製品の品質確保、牧草地の整備、記録管理、事業計画といった詳細な情報が用意されている。

写真提供: Myanmar Tech Press によるスクリーンショット
さらに、Green Wayには、農家同士が交流し知識を交換できるQ&Aセッション、日々の市場価格セッション、一般知識セッションのほか、作付け・畜産・天候情報に関するニュースが読めるニュースセッション、農業関連の書籍がまとめられた「Books」セッション、そしてさまざまな視点から農家に寄り添う「テレビ・ラジオ番組」情報も用意されている。まとめると、Green Wayは農業に強い関心を持つすべての人を歓迎しており、最新の農業ノウハウ、動向、役立つ情報を発信し続けることで、常に農家とともに歩んでいくアプリだ。
ダウンロードはこちら: https://play.google.com/store/apps/details?id=greenway_myanmar.org
ウェブサイト: https://greenwaymyanmar.com/